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自分で作って載せるまで

自分で作り続けたい。でも、ここからどう進める?

調べる時間が増え、次の作業が決められない。作り方を学ぶこと、使えるものを完成させること、使える時間から進め方を考えます。

AIを使って業務ツールを作り始めたものの、調べる時間が増えてきた。このまま自作を続けるか、開発を外注するか。難しいところだけ誰かに頼みたいけれど、一度相談すると全部任せることになるのだろうか。

こうしたとき、自作か外注かを、技術力だけで決める必要はありません。自分で作れる人でも、本業に時間を使うために依頼する選択があります。まだ進め方が分からなくても、学ぶ時間を取りながら、相談や伴走支援を受けて自作する方法もあります。

私が相談を受けるときに確認したいのは、アプリを完成させたいのか、今後も自分で作り変えられるようになりたいのか、という本人の希望です。そこに使える時間や予算、期限、問題が起きたときの影響を合わせて、進め方を考えます。

作れることと、迷わず進められることは違う

必要なことをAIに聞き、情報を整理しながら進められる人なら、自分で開発や運用を進めることもできます。例えば、自分だけが使う、処理の単純なローカルのツールなら、まず自分で試しやすいと思います。ただし、ローカルでも重要なファイルを書き換えるなど、扱うデータによって影響は変わります。

一方、自分で進められることと、そのための試行錯誤に時間を使いたいかは別です。

どの順番で作るか、どこでレビューするか、AIに何を伝えるか、どの技術やサービスを選ぶか。個々の疑問を調べるだけでなく、自分のプロジェクトに合う組み合わせを考える時間も必要です。

こうした進め方を、開発経験のある人と一緒に整理する方法もあります。自分で調べて試せばたどり着けることでも、その時間を短縮するために相談するのは合理的な選択だと考えています。

私はこれまで、取引先とのやり取りの中で、AIを使った開発の進め方を支援してきました。実際にプロダクトの公開や実行まで進められた例もあります。これは有料のAI開発支援プランとして提供した実績ではなく、既存の取引に付随して行った支援です。どれだけ時間を短縮できたかは計測していませんが、支援を受けながら本人が作り進められた経験として、現在の支援の考え方につながっています。

何を調べればいいか分からないとき

技術の仕組みをすべて理解していなくても、必要な確認を引き出して進めることはできます。

例えば、使い始める前に何を確かめればよいか分からなければ、AIにそのまま質問し、チェック項目を整理してもらう方法があります。目的や利用者、業務の流れを伝え、確認方法まで具体化する進め方は、業務ツールを使い始める前の確認についての記事でも紹介しています。

ただ、AIから回答を得られても、その判断が自分の環境に合っているか、必要な情報を十分に渡せているかは、迷いやすい部分です。私自身、技術やアプリを動かす環境の選定では、AIの提案がプロジェクトの事情に合っているかを特に確認しています。

同じ目的でも、利用する環境や運用の条件が変われば、選ぶ構成も変わります。AIへ共有した前提によって提案が変わることや、サービスの現在の仕様を改めて調べてから判断する必要があることも、開発中に経験しています。

相談する価値は、正解を一言でもらうことだけではありません。何を根拠に選ぶのか、どこが未確認なのか、どこまで確かめれば次へ進めるのかを整理することにもあります。専門家の確認がすべての問題が起きないことを保証するわけではありませんが、判断の不確実さを減らし、納得して進めるための支援になります。

自作・伴走・部分的な依頼を、目的に合わせて選ぶ

同じ問題でも、本人の目的によって勧める進め方は変わります。最初に選んだ方法を、最後まで続けなければならないわけでもありません。

自分で調べて作る

学ぶことにも価値を感じていて、調査や実装、動作確認に時間を使えるなら、自作を続ける選択があります。支出を抑えながら、自分で変更する経験を積めます。

ただし、外部へ払う開発費を抑えられても、自分の作業時間は必要です。試行錯誤が長引いたときに、どこまで時間を使うかも考えておきたいところです。

相談や伴走を受けながら作る

自分で作り続けたいけれど、進め方や判断にかかる時間を減らしたい場合は、相談や伴走が候補になります。開発の手順を学び、困ったところを一緒に確認しながら進める方法です。

本人が作業を進める時間に加えて、画面を見せたり、試した結果を共有したりする時間も必要です。その過程で、次に似た問題が起きたときの調べ方や、AIへの伝え方を身につけることも目指します。

難しい部分だけ依頼する

全体は自分で作りたいけれど、外部サービスとの連携など、特定の部分に時間がかかっている場合は、その部分の実装を任せる方法があります。

任せる部分と自分で作る部分がどうつながるか、作業後に誰がどこを変更・確認するかを相談して、依頼する範囲を決めます。難しい部分を依頼したからといって、すべての開発を任せる必要はありません。

開発全体を依頼する

完成したツールを使うことが主目的で、開発を学ぶ時間よりも本業の時間を優先したいなら、全体を依頼することも選択肢です。

自作に使う時間を本業へ回す価値が、依頼費用を上回る場合もあります。ただ、依頼しても業務の説明や、できたものが希望に合っているかの確認は必要です。本人が担う作業を含めて考えます。

次の進め方を決める、四つの問い

どの方法にするか迷ったら、次の情報を、分かる範囲で整理してみてください。きれいな仕様書にする必要はありません。

  • 得たいもの:ツールの完成が最優先か、作り方も身につけたいか。今後も自分で変更したいか。
  • 時間と期限:調べたり試したりする時間をどれくらい取れるか。いつまでに何が必要か。
  • 予算:今使える費用はどれくらいか。継続的な支出も含めて、どこまで負担できるか。
  • 業務への影響:誰が使い、どんなデータを扱うか。止まったり、誤った結果が出たりすると、誰がどのように困るか。

例えば、期限に余裕があり、自分で直せるようになることを重視するなら、時間をかけて自作する意味があります。一方、期限が近く、止まると日々の業務に影響するなら、早めに確認を受けたり、実装の一部を任せたりする価値が高まります。

予算にも同じことが言えます。開発費を支払う余裕が小さいときは、自分の時間を使って進める方が合う場合があります。資金の余裕と時間の余裕は、人によっても時期によっても違います。技術力だけでなく、その時点の状況に合わせて選びます。

分かっていることと、まだ分からないことを分ける

分からないことが多いときは、すべてを一度に整理しようとしなくても構いません。

何を作っていて、どう使いたくて、何に困っているか。まずこの三つを言葉にしてみます。AIやほかの人と確認するときも、ここが分かると必要な情報を集めやすくなります。

最初は、例えばこのような伝え方で構いません。

「AIで業務ツールを作っています。ここまでは動きますが、この作業で困っています。今後も自分で変更できるようになりたいです。何を確認すればよいかも分からないので、必要な情報を聞いてください。」

実際の画面や作業を見ながら、何が分かっていて、何がまだ分からないかを整理します。実際に確かめることで、次に調べることが見えてきます。その過程で、情報の集め方や伝え方も少しずつ身についていきます。

修正を繰り返している場合には、エラーの情報、関連する仕様、タスクの分け方、テストなどを確認します。具体的な調べ方は、AIに修正を頼むたびに別の場所が壊れるときの立て直し方で紹介しています。

自分で進める時間と、任せる範囲を決める

相談を進めた結果、まとまった実装や詳しい調査が必要だと分かる場合もあります。そのときも、本人が支援を受けながら進めたいのか、その部分は任せたいのかを確認します。

希望、期限、作業の難しさを踏まえて、自分で取り組む範囲と任せる範囲を分けます。進め方を教わるのか、実装そのものを任せるのかでも、必要な時間と費用は変わります。誰が何を確かめ、どこまで担当するのかを揃えておくと、その後の作業がつながりやすくなります。

自分で進める時間を取って開発費を抑えるか、費用を払って自分の時間を空けるか。作り方を学ぶことも目的にするか。この選び方も、作業を進めるための大切な判断です。

自分で作って載せるまで

作っている途中で詰まったところだけ、エンジニアに聞くこともできます。

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